不動産売却でよくあるトラブル10選|事前に知っておけば防げるケースも

不動産売却は「売る」だけでは終わりません
不動産売却は、価格が決まれば終わりというものではありません。
売却前の準備、購入希望者との交渉、契約、引渡しまで、多くの手続きがあり、その過程で思わぬトラブルが発生することがあります。
「もっと早く知っていれば防げたのに……」
そのようなケースも少なくありません。
特に相続した不動産や空き家、築年数の古い住宅、土地については、売却時に特有の問題が表面化することがあります。
この記事では、不動産会社が実際によく相談を受ける「売却時のトラブル」を10個ご紹介します。
① 境界が分からない
古い土地では、隣地との境界標が見当たらなかったり、実際に使用している範囲と登記内容が異なっていたりするケースがあります。
境界が曖昧なままでは購入希望者が不安を感じ、契約が進まなくなることもあります。
必要に応じて土地家屋調査士へ相談し、境界確認や測量を検討することが大切です。
② 越境物が見つかった
売却前の調査で、
- 樹木
- ブロック塀
- 雨樋
- エアコン室外機
- 屋根
などが隣地へ越境していることが判明するケースがあります。
越境は将来的なトラブルにつながるため、状況を整理し、必要に応じて覚書などを取り交わして売却することもあります。
③ 建物の不具合が契約後に判明した
雨漏りやシロアリ被害、給排水設備の故障などが契約後に判明すると、契約不適合責任が問題になる場合があります。
建物の状況を正しく把握し、買主へ適切に説明することが重要です。
また、状況によっては建物状況調査(インスペクション)の活用も有効です。
④ 相続登記が終わっていない
相続した不動産でも、名義変更が完了していなければ売却できません。
さらに相続人が複数いる場合は、遺産分割協議が必要になるケースもあります。
相続手続きには時間がかかることもあるため、売却を考え始めたら早めに確認しておきましょう。
⑤ 共有名義で話がまとまらない
兄弟姉妹など複数人で所有している不動産では、売却価格や売却時期について意見が一致しないことがあります。
共有不動産は全員の意思確認が必要になるケースが多いため、早い段階から話し合いを進めることが重要です。
⑥ 残置物が大量に残っている
家具や家電、生活用品などが大量に残っていることで、売却活動が進まないケースがあります。
残置物の処分には時間と費用がかかるため、売却スケジュールを考慮して準備することが大切です。
買取では、そのまま引き受けられる場合もあります。
⑦ 空き家を放置してしまった
空き家は管理不足による劣化だけでなく、
- 雑草
- 害虫
- 不法侵入
- 近隣からの苦情
など、さまざまな問題につながります。
長期間放置すると資産価値が下がり、売却価格にも影響する可能性があります。
⑧ 買主の住宅ローン審査が通らなかった
売買契約後でも、買主が住宅ローンの審査に通らず契約が解除となるケースがあります。
売却スケジュールに影響するため、資金計画や契約条件を事前に確認することが重要です。
買取であれば、このようなリスクを抑えられる場合があります。
⑨ 必要書類が見つからない
権利証や登記識別情報通知、建築確認済証、検査済証などが見当たらず、売却手続きに時間がかかることがあります。
書類がなくても手続きを進められる場合はありますが、早めに不動産会社へ相談するとスムーズです。
⑩ 「もっと早く相談すれば良かった」と後悔する
実際に最も多いのが、このケースです。
「相続したばかりだからまだいい」
「空き家だけど急いでいない」
「境界の問題があるから相談しづらい」
そのように考えて数年が経過し、建物の老朽化や市場環境の変化によって、売却条件が悪くなってしまうことがあります。
不動産は早く売ることが正解とは限りません。
しかし、早めに相談して現状を把握しておくことで、将来の選択肢を増やすことができます。
番外編
① トラブルが起こりやすい物件
一概には言えませんが、下記の物件はトラブルになりやすい傾向があります。
- 相続不動産
- 空き家
- 築30年以上
- 再建築不可
- 借地権
- 共有持分
- 遠方所有
② よくある質問(FAQ)
Q. 境界が分からなくても売れますか?
A. はい。売却は可能です。しかし、買主が個人の方ですと敬遠されることが多いです。
購入する敷地の形状や境界線が分からない物件を個人の方が買うのはリスクがあると思います。
業者に売却する方法がスムーズなケースも多いです。
Q. 相続登記前でも相談できますか?
A. はい。もちろん大丈夫です!
引渡し前に相続登記を完了させる条件で売買契約をすることも可能です!
Q. 残置物はそのままでいい?
A. はい。弊社はよく残置物がある状態で購入させていただいております。
買主が個人の方ですと、見えない費用負担を避けるケースもございます。
Q. 契約不適合責任が怖いです。
A. もちろん、そうかと思います。せっかく無事に取引が完了しても後日、大きな金額を負担する可能性は不安に思われると思います。
これに関しては契約条件で負担責任を無くすことも可能です。
しかし、個人の買主からすると契約不適合責任が免責になる契約は不安に感じられるかと思います。
Q. 空き家でも売れますか?
A. もちろんです!残置物の処分やリフォームをしないでも売却することは可能です。
トラブルを防ぐために大切なこと
売却時のトラブルの多くは、事前準備や情報共有によって防げるものです。
所有している不動産の状況を正確に把握し、必要に応じて専門家へ相談することで、スムーズな売却につながります。
また、相続や共有名義、境界問題など、専門的な知識が必要な案件では、不動産会社だけでなく司法書士や土地家屋調査士、税理士などと連携しながら進めることが重要です。
現状を把握する前に、隣地との話し合いをしたり等のしてしまうと、余計に話がこじれてしまったり、不利な内容で覚書を締結することになってしまう場合もございます。
沖建では複雑な不動産売却もサポートしています
「この不動産は売れるだろうか」
「境界や相続の問題がある」
「残置物が多く、何から始めればよいか分からない」
このようなお悩みでも、ご相談ください。
当社では、
- 相続不動産
- 空き家
- 共有名義
- 隣地トラブル
- 境界問題
- 再建築不可物件
- 事故物件
- 残置物がある物件
- 離婚案件
- リースバック
- 海外居住者の不動産売却
など、一般的な売却だけではない案件にも数多く対応しております。
お客様一人ひとりの状況に合わせて最適なご提案を行い、売却完了まで丁寧にサポートいたします。
まとめ
不動産売却では、境界や相続、共有名義、建物の不具合など、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
しかし、多くは事前に状況を確認し、適切な準備を行うことで回避や軽減が可能です。
「まだ売るか決めていない」という段階でも、現在の状況を把握しておくことは、将来の大きな安心につながります。
不安や疑問があれば、一人で抱え込まず、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
実際に相談しようと考えた際に、どうしても相続登記が終わっていない。正確な面積が分からない。建物について分からない。などの理由で、相談自体を先送りするケースが多いと思います。
事前に資料を整えようとしていただくのは、非常にありがたい事ですが、売却準備を整えるのも普段業務として携わっている、私たちのようなプロの方が早く・正確に・安く。出来ることが多いと思います。
まずは、何に悩んでいるかも含めて、ご相談いただければ幸いです。
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