住宅の老朽化

雨漏りがある家は売却できる?修繕すべきケース・そのまま売却できるケースを不動産会社が解説【前編】

雨漏りがある家は売却できる?修繕すべきケース・そのまま売却できるケースを不動産会社が解説【前編】

雨漏りがあるから売れない…と諦めていませんか?

「天井にシミができている。」
「大雨の日だけ雨漏りする。」
「以前雨漏りしたことがある。」

このような状態の住宅を所有している方から、

「雨漏りがある家でも売却できますか?」

というご相談をいただくことがあります。

結論から申し上げると、雨漏りがある住宅でも売却は可能です。

ただし、雨漏りの状況や建物の状態によって、「修繕してから売却した方が良いケース」と「修繕せず現状のまま売却した方が良いケース」に分かれます。

「雨漏りがあるから先に修理しよう」と考える方も少なくありませんが、実はその判断が必ずしも正しいとは限りません。

数十万円から数百万円をかけて修繕したにもかかわらず、売却価格に反映されず、結果として損をしてしまうケースもあるからです。

今回は、不動産会社の立場から、雨漏りがある住宅を売却する際の考え方や、修繕すべきケース・そのまま売却した方が良いケースについて解説します。


「雨漏り=売れない家」ではありません

雨漏りがある住宅というと、

「買ってくれる人はいないのではないか」

と不安になる方も多くいらっしゃいます。

しかし、実際の不動産市場では、雨漏りがある住宅でも売買は数多く行われています。

その理由は、購入する方の目的が一つではないからです。

例えば、

  • 建物をリフォームして住みたい方
  • 建物を解体して土地として利用したい方
  • 投資用物件として購入したい方
  • 買取業者が再販目的で購入するケース

など、購入目的はさまざまです。

つまり、「雨漏りがある」という理由だけで売却できなくなるわけではありません。

重要なのは、「どのような状態で、誰に向けて売却するか」を見極めることです。


まず確認したい「雨漏りの原因」

雨漏りと一口に言っても、その原因はさまざまです。

例えば、

  • 屋根材の劣化
  • 外壁のひび割れ
  • ベランダ防水の劣化
  • 窓まわりのシーリング劣化
  • 雨樋の破損
  • 台風などによる一時的な破損

などがあります。

また、見た目には天井のシミしか確認できなくても、実際には柱や梁など建物内部まで影響が及んでいるケースもあります。

逆に、軽微な補修だけで改善できるケースもあります。

そのため、「雨漏りしているから全面修繕が必要」と決めつけるのではなく、まずは建物の状況を正確に把握することが大切です。


修繕した方が良いケース

では、どのような場合に修繕を検討した方が良いのでしょうか。

築年数が比較的新しい住宅

築10年~20年程度の住宅であれば、建物自体の資産価値がまだ残っているケースが多くあります。

このような住宅では、雨漏りを修繕することで購入希望者の安心感が高まり、売却しやすくなることがあります。

また、住宅ローンを利用して購入する方は建物の状態を重視する傾向があるため、適切な修繕がプラスに働くこともあります。


軽微な修繕で改善できる場合

例えば、

  • シーリングの打ち替え
  • 一部瓦の補修
  • 防水処理の補修

など、比較的少ない費用で改善できる場合は、修繕した方が良いケースもあります。

数万円から数十万円程度の修繕で建物の印象が改善されるのであれば、十分に検討する価値があります。


一般のエンドユーザーへ売却したい場合

一般の方が住宅を購入する際は、「安心して住めること」が重要になります。

内覧時に雨漏り跡が目立つと、

「他にも問題があるのではないか」

という不安につながり、購入を見送られるケースもあります。

そのため、一般の買主をターゲットにする場合は、修繕を行うことで売却活動がスムーズになることがあります。


修繕しない方が良いケースもあります

一方で、「修繕しない方が結果的に得をするケース」も少なくありません。

例えば、

築40年以上の住宅

築年数が古い住宅では、建物よりも土地の価値が重視されることがあります。

購入希望者が建物を解体して新築する予定であれば、高額な修繕を行っても評価されない可能性があります。

つまり、修繕費だけが無駄になってしまうケースもあるのです。


大規模修繕が必要な場合

雨漏りの原因が、

  • 屋根全面の葺き替え
  • 構造部分の腐食
  • 外壁全面改修

などの場合、数百万円単位の費用がかかることもあります。

その場合は、「修繕してから売る」よりも、「現状のまま価格を調整して売却する」という選択肢の方が合理的なケースもあります。

売却価格や地域の需要を踏まえて判断することが重要です。


前編まとめ

ここまで見てきたように、雨漏りがある住宅でも売却は十分可能です。

しかし、「とりあえず修繕する」「何もしない」といった一律の判断ではなく、

  • 建物の築年数
  • 修繕費用
  • 売却方法
  • 想定する購入層

などを総合的に考える必要があります。

後編では、

  • 雨漏りを隠して売却するリスク
  • 契約不適合責任との関係
  • 売却前に確認すべきポイント
  • 沖建だからできるご提案
  • よくある質問(FAQ)

まで詳しく解説します。

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