住宅の老朽化

雨漏りがある家は売却できる?修繕すべきケース・そのまま売却できるケースを不動産会社が解説【後編】

雨漏りがある家は売却できる?修繕すべきケース・そのまま売却できるケースを不動産会社が解説【後編】

雨漏りを隠して売却するのは絶対に避けましょう

「修繕していないと売れないかもしれない。」

「雨漏りのことを伝えたら査定額が下がるのではないか。」

このような不安から、雨漏りの事実を伝えずに売却しようと考える方もいらっしゃいます。

しかし、このような対応はおすすめできません。

売却後に買主が雨漏りを発見した場合、大きなトラブルへ発展する可能性があります。

売主が把握していた雨漏りや建物の不具合については、購入希望者へ正確に伝えることが重要です。

「建物にどのような状況があるのか」

「現在も雨漏りしているのか」

「以前修繕したことがあるのか」

など、事実を正しく説明することで、買主も納得したうえで購入を判断できます。

不動産取引では、建物の状況を誠実に開示することが、結果として売主自身を守ることにもつながります。


契約不適合責任について知っておきたいこと

住宅を売却する際には、「契約不適合責任」という言葉を耳にすることがあります。

これは、契約内容に適合しない状態があった場合に、一定の責任が生じる可能性があるという制度です。

例えば、

  • 雨漏りがあることを知っていたにもかかわらず説明しなかった。
  • 修繕済みと説明したが、実際には改善されていなかった。
  • 建物の状態について事実と異なる説明をした。

このような場合には、後日トラブルへ発展する可能性があります。

一方で、建物の状況を事前に説明し、契約書や告知書へ適切に記載したうえで売却を進めれば、買主にも現状を理解していただいたうえで契約を進めることができます。

「隠す」のではなく、「正しく伝える」。

これが安心できる不動産取引の基本です。


売却前に確認しておきたいポイント

雨漏りがある住宅を売却する場合、事前に確認しておきたいポイントがあります。

例えば、

  • 雨漏りは現在も発生しているか。
  • いつ頃から発生しているか。
  • 修繕した履歴はあるか。
  • 保険を利用した修繕歴はあるか。
  • 建物全体への影響はないか。

これらを整理しておくことで、不動産会社も適切な販売方法を提案しやすくなります。

また、過去の修繕工事の資料や保証書などが残っていれば、購入希望者に安心感を与えることにもつながります。


修繕費をかける前に査定を受けることをおすすめします

実際に多いのが、

「修繕を終えてから相談に来られるケース」です。

もちろん修繕が必要な場合もあります。

しかし、不動産会社としては、

「先にご相談いただければ、そこまで工事をしなくても売却できたかもしれません。」

と思うことも少なくありません。

例えば、

200万円かけて屋根を全面修繕したものの、購入した方は建物を解体して新築住宅を建てた。

このようなケースでは、修繕費が売却価格へ反映されることはありません。

反対に、

20万円程度の補修だけで十分評価されるケースもあります。

だからこそ、工事を依頼する前に一度査定を受け、「本当に修繕が必要なのか」を確認することが大切です。


不動産会社によって提案は大きく変わります

雨漏りがある住宅の場合、

「修繕してください。」

という提案だけが正解ではありません。

例えば、

  • 仲介で現状のまま販売する方法
  • 買取を利用する方法
  • 土地として売却する方法
  • リフォーム前提の購入希望者へ販売する方法

など、さまざまな選択肢があります。

建物の状態や立地、築年数、地域の需要によって最適な売却方法は変わります。

そのため、「雨漏りがある=修理してから売る」という考え方ではなく、不動産会社から複数の提案を受けたうえで判断することが重要です。

また、リフォームするのであればトラブルの現況である雨漏り以外も同時に行うことによって費用が抑えられるケースもあります。


沖建では建物だけで判断しません

当社では、雨漏りがある住宅だからといって、すぐに修繕をおすすめすることはありません。

まずは現地を確認し、

  • 建物の状態
  • 修繕費用の目安
  • 土地としての価値
  • 周辺の取引事例
  • 買主ニーズ

などを総合的に判断します。

そのうえで、

「修繕した方が売却しやすい」

「現状のまま販売した方が良い」

「買取の方がメリットが大きい」

など、お客様にとって最適な方法をご提案しています。

私たちが大切にしているのは、「工事をすること」ではなく、「お客様にとって最も納得できる売却方法を選ぶこと」です。


よくある質問(FAQ)

Q. 雨漏りがある家でも査定してもらえますか?

もちろん可能です。

雨漏りの有無だけで査定をお断りすることはありません。

現地を確認したうえで、建物や土地の状況を総合的に判断し、ご提案いたします。


Q. 修繕してから査定を依頼した方が良いですか?

必ずしもその必要はありません。

修繕費が売却価格へ反映されないケースもあります。

まずは現状のままご相談いただくことをおすすめします。


Q. 雨漏りしている家でも買取できますか?

建物の状況や地域によって異なりますが、雨漏りがある住宅でも買取対象となるケースは多くあります。

まずはお気軽にご相談ください。


Q. 建物を解体した方が高く売れますか?

一概には言えません。

建物を残した方が売却しやすいケースもあれば、更地にした方が良いケースもあります。

解体には大きな費用がかかるため、解体工事を進める前にご相談いただくことをおすすめします。


まとめ

雨漏りがある住宅でも、売却できないわけではありません。

重要なのは、「修繕するかどうか」を先に決めることではなく、不動産の状況や市場ニーズを踏まえ、最適な売却方法を選ぶことです。

修繕によって資産価値が向上するケースもあれば、あえて現状のまま売却した方が結果的に負担を抑えられるケースもあります。

また、建物の状況を正しく伝え、買主に十分な情報を提供することは、安心して取引を進めるうえでも欠かせません。

当社では、雨漏りのある住宅についても、建物・土地・市場動向を総合的に判断し、お客様一人ひとりに合った売却方法をご提案しております。

「修繕するべきか迷っている」「まずは査定だけ受けてみたい」という段階でも構いません。

近年は、インターネットで検索をしたり、AIに相談されるケースも多くなっておりますが、そこに正解があるとは限りません。一般論やこのケースであればこうです。と部分的に書かれていることの方が多いかと思います。

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